オリーブも用途別に、『テーブルオリーブ用』『オリーブオイル用』『兼用』の3種類に分けられます。
オリーブにまつわるお話しをこのページで紹介します。
日本語では「橄欖」という字を当てることはあるが、橄欖は熱帯原産のカンラン科の植物で、本来はオリーブの樹とは全く異なる植物になります。
起源は明らかではありませんが、地中海沿岸や北アフリカでオリーブの樹の化石が発見されています。
それらの化石が眠っていた地層の年代から推定して紀元前1万年頃にはすでに生育していたものと考えられています。
地中海東岸のシリア付近が原産地でないかと言われており、
次第に西へと広がり地中海北沿岸では、トルコ→ギリシア→イタリア→スペインの方へ、
また南沿岸では、エジプト→リビア→チェニジア→アルジェリアの方へ拡がっていったと言われています。
栽培は6千年ほど前、シリア・イラク・イスラエルといった中近東地方で始まりました。
世界最大のテーブルオリーブの産地スペインにオリーブの栽培が伝えられたのは、紀元前11世紀頃古代フェニキアマ人たちによるものでした。
紀元前200年頃にはその地に侵入したローマ人が栽培を奨励したことで各地に普及していき、その後アラブの侵攻によって新しい技術が持ち込まれ、スペインのオリーブ産業が飛躍的に拡大しました。
特に南部のアンダルシア地方は大産地となり、ここで生産されたオリーブ製品は川を下ってセビーリャ周辺に集められ、ヨーロッパ各地に輸出されていきました。
16世紀には、スペイン人によって南米へ渡り、その後メキシコやカリフォルニアまで拡がっていきました。
樹齢は非常に長く、南ヨーロッパでは数百年を越える樹も少なくはありません。
オリーブの葉は対生で表面はツヤのある濃緑色、裏面は白い産毛のような毛茸が生えた銀白色、風にそよぐと非常に美しい光景を演出してくれます。
開花期間は4-5日と短く、開花後、米粒ほどの小さい実をつけます。
雄雌があると思われていることが多いオリーブですが雄雌の別はなく、他品種の樹を側に複数本植えることが好ましいと言われいます。
多くの品種は自家受粉ができないうえDNAが同一の花粉には反応をしめさないためで、そのうえ、花が咲いたとしても結実することは難しいとも言われています。
ほとんどの品種は実が多くなる年と少ない年が交互にくるため、オリーブ園等では自家受粉するのが一般的となっています。
種類によって違いはありますが、青いオリーブの実は10月頃には2cm弱の大きさに育ち、紅葉のころ青い実は褐色に熟成しはじめます。
これが、グリーンオリーブとブラックオリーブの分かれ道となります。
摘み取ったオリーブの実は渋味が強く、そのまま食べるのは困難です。
実は傷つけやすいうえ、傷口から果肉や実に含まれる油の劣化も始まります。
昔は、実に切り傷をつけ何日も流水にさらし渋抜きをしたそうですが、現在は摘み取ったばかりの新鮮な実をアルカリ処理によって渋を抜き、塩水に浸漬し加工されています。
世界各地の朝市で売られているテーブルオリーブをみると緑・黄・茶・黒と色とりどり良く、形や大きさも様々、香りや味も千差万別です。
『オリーブの果実には』『オリーブの渋味には』『オリーブの実の主成分は』
『カルシウム』『ナトリウム』『カリウムなどのミネラル分』『ビタミンA』『ビタミンB1』『ビタミンC』『ビタミンE』『繊維質』『植物性スクワラン』『ポリフェノール』『オレイン酸』『リノール酸』など多くの有効な天然成分をたっぷり含み、供給源としても優れ、体力を回復させ健康を維持する強い味方と言われています。
オリーブの渋味成分『ポリフェノール』には雑菌の繁殖を抑え体内の酸化を防止する重要な働きがあるため『老化防止』『ガン予防』『動脈硬化』『各種炎症』『アレルギー疾患』などに有効であると言われています。
オリーブオイルでもわかるようにオリーブの実の主成分は『脂肪』です。植物油の主の成分は『脂肪酸』ですが『脂肪酸』の中でもオリーブは 『オレイン酸』 を一番多く含んでいます。
『オレイン酸』は、悪玉コレステロールを減らし、善玉コレストロールを増やす働きがあることが明らかになっており、成人病予防・心臓疾病などの成人病予防に大きな効果があると言われています。
これこそが、『体に良い』様々な効果、効用があると言われる理由なのです。
コレステロールの低下・糖尿病の改善・血糖値の調整・血液の流動性を高める・消化吸収の促進・老化防止・骨の成長を助ける・動脈硬化の予防
オリーブオイルが日本に渡ってきたのは安土・桃山時代と言われています。
キリスト教伝道のための宣教師が船内の食料として携えてきたと言われ歴史資料には、1593年平戸に渡航した宣教師が、また翌1594年進物品の一つとして塩漬けされたオリーブの実が1樽含まれていたとも言われています。
その後、江戸時代の鎖国政策により、オリーブに接する機会が閉ざされ一部の蘭方医が医薬として使用する程度となってしまいました。
オリーブの伝来は、1862(文久2)年及び1867(慶応3)年に幕府の侍医で西洋医学者 林洞海がフランスから輸入した苗木が最初とされています。
苗木は、幕府医学所薬物園と横須賀に植えたが、現存はしていません。
風土に適さなかったためか繁殖・結実せず失敗に終わりました。
1873(明治6)年に日本政府として初めて公式参加したウィーン万国博覧会の副総裁 佐野常民が、参加翌年の1874(明治7)年にイタリアからオリーブ数十株を持ち帰り、東京と和歌山に植樹しました。
東京に植樹した苗木は枯れましたが、和歌山に植樹した苗木は実を結ぶまで育ち、日本で初めて実ったオリーブとなりました。
しかし、台風や害虫の被害を受け、枯れてしまい現存はしていません。
1878(明治11)年のパリ万国博覧会の事務局副総裁 松方正義、事務官長 前田正名などの尽力により、参加翌年の1879(明治12)年にフランスから2000本を輸入し本格的なオリーブ栽培が始まりました。
フランスから輸入された2000本の苗木は、勧農局三田育種場及び同場付属の神戸温帯植物試験場に植樹され育てられました。
育てられた苗木は、愛知・和歌山・高知・長崎・鹿児島にも植えられました。
その後、神戸温帯植物試験場は農商務省直轄となり神戸オリーブ園と改称されました。
福羽逸人による管理が好成績を収め、1882(明治15)年には果実が収穫され日本で初めてオリーブオイルの搾取及びテーブルオリーブスの加工が行なわれました。
しかし、その後は管理者がいなくなった影響で廃園となり計画も縮小されていってしまいました。
明治初頭の一連のオリーブ栽培の動きは目的がそれほど明確ではなく、先進国の果実・野菜・穀類などを導入し日本の農業に役立ちようなものを選抜しようとする考えの一環でしかありませんでした。
事業としてあまり力を入れられてこなかったからだと考えられています。
日露戦争(明治37~38年)により、北方海域に広大な漁場を獲得し膨大な魚介類の水揚げが可能となり、オリーブオイルを求められ本格的なオリーブ栽培計画が始まることとなります。
魚介類の保存・輸送の手段としてオイル漬けの手段がとられオリーブオイルの国内自給が求められたからです。
1907(明治40)年、農商務省が三重・香川・鹿児島を指定し翌1908(明治41)年、3県に各1.2ヘクタールの規模で試験植樹を開始しました。
三重と鹿児島で栽培されたものは生長し開花したものの、結実は不調と終わってしまいました。
しかし唯一、香川県小豆島で栽培されたものだけが順調に生育し、翌々年には開花し結実しました。
大正初頭には設備を整え、搾油を始めました。
年々、収穫量は増加していき、日本でオリーブと言えば小豆島と言われるまでになりました。
今では香川県の県花がオリーブの花・県木はオリーブの木となっています。
1908(明治41)年4月22日、香川県小豆島で定植試験として1.2ヘクタールの規模の畑で始まりました。
同時に三重と鹿児島でも試験植樹をおこなったものの、生長し開花はしましたが結実は不調と終わってしまいました。
しかし唯一、小豆島で栽培されたものだけが順調に生育し翌々年には開花し結実しました。
小豆島へのオリーブ導入の陰には、多くの人々の尽力がありました。
小豆島で最初に植栽したのは、香川県農事試験場の初代場長 福家梅太郎でした。
1908(明治41)年に苗木を携え小豆島に渡り、山野の土質を調べて歩いたそうです。
栽培に適した土地を見つけたところ、そこは水野邦次郎という地主の土地でした。
他にも多くの地主が土地の提供を行ないましたが、特に水野邦次郎の人柄や取り組みが果たした功績は非常に大きいと言えます。
1908(明治41)年の農事試験場にはオリーブ専任の試験担当者は居らず、園芸担当者であった平野秀勝技師が試験を実施しました。
園地管理は、地元の棟保竹松が中心に熱心に行いオリーブ隆盛の礎を築きました。
2年後には開花し結実し、涙を流して喜んだと言われています。
当時はオリーブオイルの搾取に使用する道具がなかったため、醤油製造に使う麻布製の袋に果実を入れて圧搾を行うなど、試行錯誤を繰り返しながらオリーブ栽培を行なっていきました。
1914(大正3)年には、神戸オリーブ園での管理で好成績を収めた。
園芸家 福羽逸人を島に招き、果実加工の第一歩として緑果塩蔵を試作しました。
1915(大正4)年には、農事試験場の佐村利兵衛や高重昌治によって脱渋技術の試験・研究が行なわれました。
福羽逸人からの指示により、木灰汁の中に何日間漬け込み脱渋を行ないましたが、完全に渋を抜くことは出来ませんでした。
佐村らは、アメリカの原書を取り寄せるなど研究を進め、書物の中から苛性ソーダによる脱渋技術を見出しました。
1922(大正11)年から農事試験場では、グリーンオリーブの塩蔵製造の品質向上に努めました。
野呂癸巳次郎が担当技師として在籍します。
その年に摂政宮であった昭和天皇が来島した際には、野呂癸巳次郎がオリーブ園の説明を行ないました。
1925(大正14)年頃からは讃陽商会(のちの讃陽食品工業)の児玉連一が野呂癸巳次郎の指導を受け緑果塩蔵の販売を。
小豆島に農場を持つ和歌山の鈴虫化粧料本舗の島村冨次郎がオリーブオイルを髪油として加工・販売をそれぞれスタートさせました。
1927(昭和2)年には、農事試験場の岸本技師により苛性ソーダで脱渋し塩水で発酵させる果実加工が行なわれるなど、複数の技師による研究は続き、昭和に入り塩蔵技術の改善が行なわれました。
昭和20年代には発酵助剤を加えた果実加工法が一般的に行なわれるようになりました。
1951(昭和26)年、香川県農業試験場小豆島分場が発足し、初代分場長は尾崎元扶でした。
尾崎元扶は、自家不和合性の解明や苗木の育成法の確立など、オリーブ栽培進展の障害となる多くの問題点を解決し、日本におけるオリーブ栽培の基盤を構築しました。
日本で初めて、オリーブ研究分野で農学博士の学位を取得しました。
尾崎元扶のもと、研究に尽力したのが笠井宣弘と三木隼人でした。
笠井宣弘は、オリーブの収穫後すぐに塩水貯蔵することによって果実中の油品質を安定させる技法を考案し、
三木隼人は、温度管理や湿度調整などによってほぼ年間を通じて挿し木による多量のオリーブ苗木を供給できる技法を確立し、年々収穫量は増加していきました。
1964(昭和39)年には香川県内における栽培面積が130ヘクタールに達し、果実の収穫量も400トンを超えるなど日本産オリーブの最盛期を迎えました。
日本でオリーブと言えば小豆島と言われるまでになったのです。
しかし、最盛期を迎える5年ほど前の1959(昭和34)年、オリーブ製品の輸入自由化により、諸外国の安価なオリーブオイルやテーブルオリーブスが大量に輸入されるようになり、農家は打撃を受け、国内での生産は減少していくことになるのです。
オリーブの試験・研究は、1908(明治41)年から1966(昭和41)年までの58年間、農林省の補助、あるいは直轄として。その後は、香川県の単独事業として継続されてきています。
海の神ポセイドンは、三叉の戟でアクアポリスの丘を突き駿馬を湧き出し、一方知性の女神アテネは、オリーブの樹を創り出し豊かな実をつけさせたのでした。
人類に大きな恵みを与えることなったオリーブを造り出したアテネは勝利者となりました。
ギリシア人は女神アテネとオリーブの恵みに感謝し、アテネの町を築きエレクテイオン神殿を建てアテネを守護神として祀り、庭にはオリーブの樹を植えたのでした。
ということで小豆島では、3月15日を「オリーブの日」に制定しました。
1950(昭和25)年3月15日、昭和天皇が小豆島でオリーブの種をお手撒きになったこの日を、1972(昭和47)年に小豆島内の企業代表らからなる「オリーブを守る会」が提唱したことから始まります。
小豆島オリーブ公園では、3月15日近くになるとオリーブウィークの記念行事が行われます。
オリーブを身近に感じてもらいたいとの願いから開催されています。
また、2008(平成20)年4月にはオリーブ植栽100周年を迎えました。
4月に行なわれた植樹祭を皮切りに百年祭をスタートさせました。
記念植樹・オリーブ絵画展・まち歩きツアー・記念演奏会・オリーブクラフト教室・オリーブクラフト展・オリーブフェア・オリーブマラソン・ハーブサミット小豆島大会・ハーブフェア・オリーブビギナー検定・オリーブ木工教室・オリーブまるごと学ぼう!!・オリーブキッズ検定・ギリシャフェア・オリーブ園地品評会・オリーブ収穫祭・カタドール招聘事業・オリーブカスタマー検定・オリーブオイル品評会などなど。
翌年3月までいろいろなイベントをオリーブ公園を中心に島内で行いました。
『テーブルオリーブのこぼれ話』『テーブルオリーブの品種』『テーブルオリーブの生産量』
オリーブは今から約8,000年前、古代フェニキア(地中海東岸に位置した歴史的地域名)を代表とする中近東地方が起源とされ、現在世界では年間約150万トンのテーブルオリーブが生産されています。
テーブルオリーブ用の果実には、約15%の油分が含まれており、その脂質組成で最も多く含まれるのがオレイン酸です
。またオリーブ果実の微量成分の中で最近注目を集めているのがポリフェノール類で、ポリフェノールには抗酸化作用があるとされています。
現在日本では、年間約2,400トンを輸入しており、輸入国の第一位はスペイン、次いでアメリカ合衆国、イタリアとなっています。
消費量はアメリカが年間一人当たり約597g、スペインは年間一人当たり約3,670g、日本は年間一人当たり約18gで、これは特大品種のオリーブの実のはぼ1粒程度です。
アメリカは日本の約30倍、スペインは約200倍の消費量で、現在日本の食のトレンド・食習慣からみて日本でも今後の成長が期待できる要因の一つです。
参照:讃陽食品工業株式会社
参照:WORLD CATALOGUE OF OLIVE VARIETIES
イタリア 1,147,000ha 品種名 |
アルファベット表記 |
主な地方・地域 |
---|---|---|
ベッラ・ディ・チェリニョーラ種 | Bella di Cerignola | プーリア州 |
イントッソ種 | Intosso | アブルッツォ州 |
レッチーノ種 | Leccino | トスカーナ州・ウンブリア州 |
イトラーナ種 | Itrana | ラツィオ州 |
レッチーノ種 | Leccino | トスカーナ州・ウンブリア州 |
タジャスカ種 | Taggiasca | リグーリア州 |
ノチェラーラ・デル・ベリーチェ種 | Nocellara del Belice | シチリア州西部 |
ノチェラーラ・エトネア種 | Nocellara Etnea | シチリア州東部 |
アスコラーナ・テネラ種 | Ascolana Tenera | マルケ州 |
サンタ・アゴースティーノ種 | Sant' Agostino | プーリア州 |
カロレア種 | Carolea | カラブリア州 |
トンダ・イブレア種 | Tonda Iblea | シチリア州 |
ピッコリーネ種 | Picholine | プーリア州 |
ロシオーラ種 | Rosciola | ラツィオ州・マルケ州・ウンブリア州 |
クッコ種 | Cucco | アブルッツォ州・モリーゼ州 |
カッサネーゼ種 | Cassanese | カラブリア州 |
種 | Giarraffa | シチリア州中部と南西部 |
種 | Majatica di Ferrandina | バジリカータ州 |
種 | Pizz'e Carroga | サルデーニャ州南部 |
サンタ=カテリーナ種 | Santa Caterina | トスカーナ州 |
スペイン 2,239,000ha 品種名 |
アルファベット表記 |
主な地方・地域 |
---|---|---|
マンザニラ・カセリーナ種 | Manzanilla cacerena | カセレス県・バダホス県・サラマンカ県・アビラ県・マドリード県 |
マンザニラ・プリエタ種 | Manzanilla cacerena | アンダルシア州・ エストレマドゥーラ州南部 |
マンザニラ・デ・セビリャ種 | Manzanilla cacerena | セビリャ県・バダホス県・ウエルバ県 |
ゴルダル・デ・グラナダ種 | Gordal de Granada | グナラダ県 |
ゴルダル・セビリャーナ種 | Gordal Sevillana | セビリャ県 |
マジョルキーナ種 | Mallorquina | バレアレス諸島マジョルカ島 |
アルベキーナ種 | Arbequina | カタルーニャ地方・アラゴン地方・ アンダルシア地方 |
コルニカブラ種 | Cornicabra | シウダ=レアル県・トレド県・ マドリード県・バダホス県・ カセレス県 |
オヒブランカ種 | Hojiblanca | コルドバ県・マラガ県・セビリャ県・ グラナダ県 |
ピクード種 | Picudo | コルドバ県・グラナダ県・マラガ県・ ハエン県 |
ベルディアル種 | Verdial | ウエルバ県・セビリャ県・マラガ県南東部 |
ネヴァディロ・ブランコ種 (ピクアル種) |
Nevadilo Blanco (Picual) |
ハエン県・コルドバ県・グラナダ県 |
種 | Alorena | マラガ県 |
種 | Loaime | グラナダ県 |
種 | Mollar de Cieza | ムルシア県 |
種 | Morisca | バダホス県・セビリャ県北部 |
種 | Morona | セビリャ県 |
種 | Rapasayo | セビリャ県・ウエルバ県 |
種 | Villalonga | バレンシア県・アリカンテ県北部 |
ギリシャ 729,000ha 品種名 |
アルファベット表記 |
主な地方・地域 |
---|---|---|
ハルキディキ種 | Chalkidike | ハルキディキ県 |
カラマタ種 | Kalamon | メッシニア県・ラコニア県・ フティオティダ県 |
アグリニオン種 | Agrinion | アグリニオン地域 |
コンセルボリア種 | Konservolia | フォキダ県・マグニシア県・エヴィア島 |
種 | Amigdalolia | アッティキ県・フォキダ県 |
種 | Mastoidis | ペロポネソス半島・クレタ島・ケルキラ島 |
種 | Megaritiki | アッティキ県・ヴィオティア県・ ペロポネソス半島 |
オーストラリア産品種名 | アルファベット表記 | 主な地方・地域 |
---|---|---|
ジャンボ・カラマタ種 | Jumbo Kalamata | |
ハーディーズ・マンモス種 | Hardy's Mammoth | |
ワッガ・ベルダル種 | Wagga Verddale | オーストラリア東南部 |
サウス・オーストラリア・ベルダル種 | S. A. Verale | オーストラリア南部 |
ウエスト・オーリトラリア・ミッション種 | W. A. Mission | オーストラリア西部 |
アメリカ 15,000ha 品種名 |
アルファベット表記 |
主な地方・地域 |
---|---|---|
マンザニラ種 | Manzanilla | カリフォルニア州 |
ミッション種 | Misson | カリフォルニア州 (ビュート郡・グレン郡・テハマ郡) |
セビラノ種 | Sevillano | カリフォルニア州 |
レッディング・ピショリン種 | Redding Picholine | |
ワシントン種 | Washington | カリフォルニア州 |
フランス 20,000ha 品種名 |
アルファベット表記 |
主な地方・地域 |
---|---|---|
ピコリーヌ種 | Picholine | ガール県・ブージュ=デュ=ローヌ県・ ヴァール県・エロー県・コルシカ島・オード県・ アルデッシュ県・ヴォクリューズ県 |
タンシェ種 | Tanche | ドローム県 |
アメレンケ種 | Amellenque | ガール県・エロー県 |
ルーク種 | Lucques | ラングドッグ=ルシヨン地域圏 |
アグランド種 (ベルダル種) |
Aglandau (verdale) |
アルプ=ド=オート=プロヴァンス県・ ヴォクリューズ県・ブージュ=デュ=ローヌ県 |
グロサーヌ種 | Grossane | ブージュ=デュ=ローヌ県 |
サロネンク種 | Salonenque | ブージュ=デュ=ローヌ県・ヴァール県 |
日本国内産品種名 | アルファベット表記 | 主な地方・地域 |
---|---|---|
マンザニラ種 | Manzanilla | 香川県小豆島 |
ミッション種 | Misson | 香川県小豆島 |
チュニジア 1,624,000ha 品種名 |
アルファベット表記 |
主な地方・地域 |
---|---|---|
パロウニ種 | Barouni | |
ビーデル・ハマン種 | Bidh Hamman | 北部地域・メジェルダ川沿い |
種 | Chetoui | 北部地域海岸部 |
種 | Meski | 北部地域 |
種 | Oueslati | ケルアン県・シリアナ県 |
トルコ 897,000ha 品種名 |
アルファベット表記 |
主な地方・地域 |
---|---|---|
種 | Cekiste | イズミル県・アイドゥン県 |
種 | Celebi | ブルサ県・コジャエリ県・ビレジク県 |
種 | Domat | マニサ県・イズミル県・アイドゥン県 |
種 | Erkence | イズミル県 |
種 | Gemlik | エーゲ海沿岸・地中海沿岸 |
種 | izmir Sofralik | イズミル県 |
種 | Memecik | エーゲ海沿岸・地中海沿岸 |
種 | Memeli | イズミル県・マニサ県 |
種 | Uslu | マニサ県・イズミル県・ムーラ県 |
イスラエル 18,000ha 品種名 |
アルファベット表記 |
主な地方・地域 |
---|---|---|
バルネア種 | Barnea | ガリラヤ湖沿岸の南部平野 |
種 | Kadesh | 沿岸沿いの平野・内陸部 |
種 | Merhavia | 内陸部の谷部 |
チリ 3,000ha 品種名 |
アルファベット表記 |
主な地方・地域 |
---|---|---|
アザパ種 | Azapa | アリカ=イ=パリナコータ州・バルパライソ州・ アントファガスタ県・コピアポ県・ウアスコ県 |
ヨルダン 90,000ha 品種名 |
アルファベット表記 |
主な地方・地域 |
---|---|---|
種 | Rasi'i | ヨルダン・パレスチナ |
シリア 453,000ha 品種名 |
アルファベット表記 |
主な地方・地域 |
---|---|---|
種 | Abou-Satl | ホムス県 |
種 | Doebli | ラタキア県・タルトゥース県・ホムス県 |
種 | Kaissy | 北部地域 |
種 | Sorani | アレッポ県・ハマー県・イドリブ県・ 北部地域・北西部地域 |
旧ユーゴスラビア 3,000ha 品種名 |
アルファベット表記 |
主な地方・地域 |
---|---|---|
種 | Zutica | モンテネグロ |
レバノン 43,000ha 品種名 |
アルファベット表記 |
主な地方・地域 |
---|---|---|
ソウリン種 | saurin | レバノン北部・レバノン山脈 |
アルバニア 45,000ha 品種名 |
アルファベット表記 |
主な地方・地域 |
---|---|---|
種 | Kalinjot | ヴロラ県・サランダ県・フィエル県・ マラカスタル県・ルシュニャ県・ テペレナ県・ドゥラス県・ ショコドラ県・レジャ県 |
アルジェリア 206,000ha 品種名 |
アルファベット表記 |
主な地方・地域 |
---|---|---|
種 | Azeradj | 中部東部地域 |
種 | Sigoise | 西部地域 |
アルゼンチン 57,000ha 品種名 |
アルファベット表記 |
主な地方・地域 |
---|---|---|
種 | Arauco | カタマルカ州・ラ=リオハ州 |
クロアチア 27,000ha 品種名 |
アルファベット表記 |
主な地方・地域 |
---|---|---|
種 | Oblica | ダルマチア地方 |
キプロス 7,000ha 品種名 |
アルファベット表記 |
主な地方・地域 |
---|---|---|
種 | Ladoelia | ニコシア地区 |
パレスチナ 85,000ha 品種名 |
アルファベット表記 |
主な地方・地域 |
---|---|---|
種 | Nabali Baladi | パレスチナ・ヨルダン |
スロベニア 1,000ha 品種名 |
アルファベット表記 |
主な地方・地域 |
---|---|---|
ポルトガル 340,000ha 品種名 |
アルファベット表記 |
主な地方・地域 |
---|---|---|
種 | Carrasquenha | アレンテージョ地方 |
種 | Cordovil de Castelo Branco | セントロ地方 |
種 | Cordovil de Serpa | アレンテージョ地方 |
種 | Galega Vulgar | 全土 |
種 | Macanilha Algarvia | アルガルヴェ地方 |
種 | Redondal | ノルテ地方 |
モロッコ 480,000ha 品種名 |
アルファベット表記 |
主な地方・地域 |
---|---|---|
種 | Haouzia | マラケシュ州 |
種 | Menara | マラケシュ州 |
種 | Meslala/td> | 北部地方・中北部地方 |
種 | Picholine marocaine | 全土 |
エジプト 35,000ha 品種名 |
アルファベット表記 |
主な地方・地域 |
---|---|---|
種 | Aggezi Shami | イスマイリア県 |
種 | Hamed | マトルーフ県・北シナイ県 |
種 | Toffahi | ギーザ県・ファイユーム県・ベニ=スエフ県 |
2007-08年 国際オリーブオイル協会(IOOC)は、【オリーブ製品市場報告概要】を毎月発表します。
【オリーブ製品市場報告概要-2007年11月】に、今季(2007-08年)の生産予想が発表されました。
この報告概要には、テーブルオリーブの生産量の他に、オリーブオイルの生産量、需要状況、価格変動なども記載させています。
また、年に一度、『生産量』『輸入量』『輸出量』『消費量』に関しても更新し、掲載しています。
上記の情報を基に、おおよその値で下記の表を作成しています。
全世界のテーブルオリーブ生産量は、『約1,795,700トン』になるであろうと予測させています。
これは、前季(2006-07年)生産量『約1,823,000トン』の約1.5%減少となります。
テーブルオリーブ生産量 TOP10
1位 スペイン 2位 トルコ 3位 エジプト 4位 モロッコ 5位 シリアEC 欧州連合 | 生産量(1,000トン) | 前季(06-07)比(%) |
---|---|---|
Cyprus キプロス共和国 | 8.3 | 136.06 |
Spain スペイン国 | 492.3 | 98.18 |
France フランス共和国 | 1.7 | 113.33 |
Greece ギリシャ共和国 | 95.0 | 87.96 |
Italy イタリア共和国 | 80.0 | 100.00 |
Portugal ポルトガル共和国 | 10.4 | 100.00 |
Slovenia スロベニア共和国 | 0.0 | |
TOTAL | 687,700トン | 97.21% |
各国 | 生産量(1,000トン) | 前季(06-07)比(%) |
---|---|---|
Algeria アルジェリア民主人民共和国 | 65.0 | 80.24 |
Croatia クロアチア共和国 | 1.5 | 100.00 |
Egypt エジプト・アラブ共和国 | 220.0 | 104.76 |
Iran イラン・イスラム共和国 | 35.0 | 116.66 |
Israel イスラエル国 | 11.0 | 45.83 |
Jordan ヨルダン・ハシミテ王国 | 29.5 | 122.91 |
Lebanon レバノン共和国 | 6.0 | 100.00 |
Libya 大リビア・アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国 | 3.0 | 100.00 |
Morocco モロッコ王国 | 100.0 | 111.11 |
Serbia セルビア共和国 | 0.5 | 100.00 |
Syria シリア・アラブ共和国 | 100.0 | 50.00 |
Tunisie チュニジア共和国 | 18.0 | 120.00 |
TOTAL | 589,500トン | 86.05% |
各国 | 生産量(1,000トン) | 前季(06-07)比(%) |
---|---|---|
Argentina アルゼンチン共和国 | 90.0 | 120.00 |
Australia オーストラリア連邦 | 3.5 | 116.66 |
Brazil ブラジル連邦共和国 | 0.5 | 100.00 |
Chile チリ共和国 | 8.0 | 80.00 |
USA アメリカ合衆国 | 85.0 | 472.22 |
Mexico メキシコ合衆国 | 9.5 | 100.00 |
Palestine パレスチナ国 | 8.0 | 100.00 |
Peru ペルー共和国 | 29.0 | 90.62 |
Turkey トルコ共和国 | 270.0 | 103.84 |
Other countries その他 | 15.0 | 100.00 |
TOTAL | 518,500トン | 120.30% |
参照:国際オリーブオイル協会